ここでは私個人のバイクを通して、私がロードバイクに対してどう考えながら作っているのかを書いていきます。

自分のバイクが、フリーダムの考えをもっとも表していると思ったからです。
ちなみに私は、身長185㎝、体重70~73㎏、股下87㎝、腕の長さ186㎝、脚の大きさ27.5㎝です。
各パーツの具体的なサイズや、セッティングも書くので、迷っている方は参考にしてみてください。


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2020年に使うバイクはルック・795ブレードRS、今年は2台です。

2017年以来ながらくディスクブレーキの性能に懐疑的だったことから、
まったく同じ年式、まったく同じ構成のリムバージョンとディスクバージョンを2台同時に購入して、直接比較してみるしかないと思ったのが始まりでした。


カラーは、ブルー。

長らく愛用していたモンドリアン~プロチームから離れたのは、2010年ぶりです。
これは「795ブレードは795ライトに動力性能で敵わない」という理由があり、この2台の精神が795ライトよりもレース志向が離れていると考えたからです。

ボーラをはじめとしたパーツは、なるべくロゴに白いものを選びました。
「遠くから見たら何使ってるかわからないよ!」という状態を避けるのとともに、物珍しいカンパニョーロのディスクブレーキだという事をアピールしてもらう狙いがあります。

コンポは機械式です。
油圧ディスクとメカニカル変速機を細いエアロロードに組み込むのが最も難易度が高いため、電動変速等は選びませんでした。



基本的な構成パーツは、ボトルケージやペダルやサドル、ビス1本に至るまで全く同じ構成です。
ルックで揃えられるところはルックで、カンパニョーロで揃えられるところはカンパニョーロをそれぞれ選択し、ルックのハンドルは油圧ブレーキ用ホースには非対応なので、そこだけ加工しています。

バーテープの巻き終わる位置は、デジタルノギスとマスキングテープを使ってピッタリに揃えてあります。
これは2台のあいだで見た目や感情的な要素を可能な限り排除して、とにかく性能だけ比較することに注力するためです。

バーテープを巻き終わる位置は自分がもっとも美しく見えるところなので、感覚で巻いたとしても差はほとんど出ないとは思います。
それでも、「この2台には0.1mmの差も無い!」と、実数値をともなって確信できていることが、この企画の結論を強めるためには大事なんだと思います。



油圧ディスクブレーキのデメリットのひとつは、ブラケットボディーのセッティングが制限されることがあります。
私がハンドル周りのセッティングを決める上で大事にしているのは、下ハンドルの角度、レバーの角度、そしてブラケットボディーの角度の3点。
このうち、油圧ディスクブレーキはブラケットボディーの角度に制限を受けます。

私はこれを無視しています。
ブラケットボディを水平から上下させるのは組立説明書ではNGとなっていますが、使用には問題ありません。
これでダメなら坂は登れないはずですし、メンテナンス台にも乗せられないでしょうから、なぜメーカーがNGにしているのかは不明です。
組立てから1500㎞走ってノーメンテであり、トラブルが無い以上は自身のセッティングが優先です。
前から見た時もレバーが”ハの字”になっていて、これも組立説明書ではNGですが、無視です。



クランクは6年ぶりに172.5mmに、175mmから短くなりました。
これは「クランクが短くなっても長いクランクと同じパワーが出るよ」という論文が海外で発表されたことで、短めのクランクがトップシーンで流行していたからです。

我もわれもとミーハー根性で流行に乗って採用してみると、明確にキツかったです。
つまりクランクを短くしても同じパワーが出せるよってだけで、勝手にパワーが出るわけではなく、楽になるわけじゃなかったってことです。
150km未満のサイクリングと、フルパワーで巡航するとき以外は、明確に175mmクランクの方が楽です。

来年はおそらく175㎜に戻るんじゃないかと思います。
今年は...スーパーレコードのクランク2個も買っちゃったので、いまさら両方買いなおす事は出来ないですけど。



同じく現時点(2020年3月現在)で流行しているのが穴あきショートノーズのサドルです。
極度の前乗りが出来るようにとTTバイクから逆輸入されたショートノーズサドルですが、見た目が好みでないので採用しませんでした。

旧アリオネから現行のアリオネに刷新されたときに、不満があったので別のサドルに移りました。
旧アリオネベースに派生したツンドラを採用していますが、デザインがこの2台に合わなかったので出戻りです。
ショートノーズサドル並に前乗りが出来るフラットサドルはアリオネがベストだとし、消極的に採用しました。


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2019年シーズンに使用していた、ルック・785ヒュエズRSです。
2018~2019年の冬は海外のプロチームにメカニック兼選手として帯同していたのですが、
3月の帰国直後にフリーダムが移転問題が発生しまして、ほとんどレース活動が出来ませんでした。

785の写真はほとんど残っておらず、ブログからかき集めたような写真になってしまいました。
実は前年度に水色と黄緑の785もいたのですが、それはここでは割愛します。写真残ってないので..


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2017~2018年に使うバイクの紹介です。

2015年にサポートされていたヨネックス・カーボネックス03の個体そのものであり、全塗装しなおして現行カラーになっています。
その際にはストレートフォークに変えてくれと頼んだんですが、無理ですと言われてしまいました。

全塗装しなおしてからは使用機会が無く、店の展示バイクなっていましたが、
2018年のJPT活動においてにイナーメ信濃山形で走る事になったことで、「ちょうどイナーメカラー」だな...と思い乗ることにしました。

コンポはカンパニョーロ、ハンドルステムシートピラーはジップ、サドルはプロロゴ、ボトルケージはアランデル使用しています。
写真ではホイールはジップがセットされていますが、実際のレースではボーラかゴキソになるんじゃないかと思っています。



サイズはSサイズであり、自身の身長184cmに対しては非常に小さいフレームサイズになります。
私が乗れるサイズから、ギリギリアウトなんじゃないかとすら思います。

ただし、ハンドルリーチが長いハンドルと、ステムが140mmになることで、
実際には後述する795よりもサドルからレバーまでの距離は長くなっています。
窮屈さで言えば795の方が窮屈です。


フレームサイズを選ぶとき、ヨネックスに限らずフレーム全体に言える話として、
XS~Sサイズのヘッドチューブは大して変わらず、MサイズとLサイズのヘッドチューブも大して変わらないのに、
SサイズとMサイズでヘッドチューブがガラッと長くなってしまう傾向にあります。

ヨネックスも例にもれず、SサイズとMサイズでかなりハンドルドロップに差が出てしまいます。
MサイズのリーチでSサイズのヘッドチューブがあれば本当に気持ちよく乗れると思うのですが、何ともうまくいきません。
オーダーフレームをうらやましく思う部分の1つです


基本的にレースをするにあたって、私は現カテゴリーのプロトンの中でも最大級に大きい選手となります。
私より大きい選手は集団内には片手で数えるほどしかいません。

たとえば身長170台前半くらいの選手の後ろに付くと、ほとんど出力が一人で走っている時と変わらないため、
空気抵抗を減らすうえでは、たとえ集団内であっても自力で落差を取りつづけなければいけません。
また、前走者よりも速くブレーキをかけて、遅く立ち上がります。

日本のレースでは狭い道路でストップアンドゴーを繰り返すコースが多いため、下ハンドルを持つ機会が非常に多くあります。
個人的にはリーチと落差で、リーチが優先されること理由がほとんどありません。


ヨネックスのサイズを選ぶときに、SサイズとMサイズ両方試させてもらったんですが、
Mサイズに130mmステムを使うより、Sサイズに140mmステムを使う方が、より自然な走行が出来ました。

つまりSサイズとMサイズで、サイズ感が逆転しちゃってるんですね。
あと腕の長さが±2cmくらい違えば、あまり迷わない気もしなくはないんですけどねー...。




メーターマウントはレックマウント、片持ちステーのタイプです。
右利きなので右ステー。なんとなくの剛性的なイメージで選びました。

ホントに剛性が高いのは両持ちのステーなのでしょうが、見た目のシンプルさを優先しています。
795を見慣れて思いましたが、ハンドル周りにはなるべくボルトやワッシャーが露出しない方が完成度が高く見えます。



リアメカのワイヤーはチェーンステーで縛っておくことが多いです。
ここを縛ることでワイヤーが外側に飛び出すことを防ぐため、障害物に引っかかることを防げます。

特に群馬CSCなどでは路肩に植物が飛び出していることが多いので、ここを縛ることで精神的に安心できます。



チェーンウォッチャーは付けていますが、機能はさせていません。

チェーンウォッチャーを付けていても外れる時は外れるのと、
チェーンウォッチャーを付けていることで復帰できなくなってしまう事から、
2018年時点では付けないことが主流となっています。

チェーンウォッチャーは付ける付けないに流行り廃りがあり、歴史的に見て安定していません。
これは世界のトップ選手の流行が、アマチュアユーザーにまで影響しています。




サドルはプロロゴのスクラッチ2。
レギュラーカラーではなく、「インターマックスの独自限定カラー」という、ちょっとマイナーなカラーです。.





2017年の795の限定カラーです。
コレクションとして買ったつもりでしたが、いくつかのJBCFや茂木エンデューロなどで使っています。


実際にレースで使用してる2016年の795はシマノコンポとZED3クランクを使用していますが、
こちらの795-30thはクランクまでフルカンパニョーロにしています。

単純に見た目の問題と、フルカンパニョーロで組み上げたバイクである、という部分が主因になっています。




795-30thと795を併用するにあたって、ハンドルがルック純正のハンドルに変更されました。
しかし元のハンドルから比べてハンドルリーチがかなり縮まり、レバーもシマノからカンパになったことで、結果的に非常に窮屈なライドポジションになっています。

下ハンドルをもって強く巡航するときは良いとして、かなり休みにくいポジションになっています。
自分ですら、これで長距離レースでは避けたい...とすら思います。
逆にジャパンカップくらい狭くキツく、距離の短いレースではこのセッティングでもまったく構いません。


前述したとおり、795でもSサイズとMサイズとで、ヘッドチューブが2cm変わってしまいます。
ヘッドチューブ-2cm > フレームリーチ+1cm ですのでSサイズを選んでいます。

ルックを使っているフォルトゥネオ・サムシックの選手を見ていると、
私より大柄な選手が私と同サイズのフレームを選択していて、私よりさらに窮屈な姿勢で走っています。
現代のロードバイクは機材のレベルが高く、巡航速度が高くなりすぎて、とにかくライダーには低い姿勢が求められています。



クランクは、付属すZED3が十分な性能を持っています。
アダプターを挟んでいる状態でのカンパニョーロ・スーパーレコードより高いと思います。

ただ、カンパニョーロのフルコンポで組まれてる、という部分を重要視しているので、カンパニョーロのクランクを使用しています。
ZED3に戻る可能性は十分あります。



カンパニョーロであることを重要視していますが、プーリーはバーナーに変更しています。

レース向け機材になりますが、レースで多用するヨネックスは純正ケージで、コレクション要素の強い795-30thhビッグプーリーを使っています。

正直言うと、ロードバイクは見た目が勝負です。




シマノDi2ジャンクションAの収納ボックスを旧式に変えています。
年式的には新型が付属してきますが、旧式に変更しています。

これは単純にDi2を使用していないという事の他に、デザイン的に旧型の方が良いと思っているからです。



参考までにの、新型の収納ボックスです。(↑↑)
固定用のボルトが中央に露出しているため、これがデザイン的に優れていないと感じています。

また、シマノのDi2で組んでいる795に関しても旧式のものを使い、またDi2はフレーム内に収納していません。



2016年の795と796は、2018年でも継続して使用していきます。
フリーダムジャージを着て走るレースにおいてはこちらではしり、またイナーメで走る場合もTTバイクは796で走ります。



2016年式のバイクなので、現在はデュラエースなど一部のパーツはモデルチェンジしていますが、
コンポやホイールなどは2016年当時のまま保存しようと思っています。

2016年当時と違い、795のクランクがデュラエースからZED3クランクに戻っています。
金属色のデュラエースは目立ちすぎて型落ち感が前面に出てしまう事と、チェーンリングの進化によって変速性能に不満がなくなったことの2点から。

796のクランクがシマノのままなのは、パワーメーター装備を優先しているからです。
796発売当初は54T以上のZED3用のチェーンリングというものが存在しませんでしたが、2018年現在は54Tと55Tが作られました。パワーメーターを使わない場合は796もZED3で構わないと思います。

796の前輪は、2016年当時はCXRシリーズでしたが、2018年ではイオになっています。
整備性の悪さからレース直前でのイオ⇔CXRのホイール交換はできないので、イオの交換先は旧型のコスミックアルティメイトになります。
ロングライドや練習では基本的にイオで走りますが、湖畔や川沿いでの開催が多いTTレースでは、どちらかというと心配になる変更です。でもバトンホイールの方がカッコいいので仕方がないのです。


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2016年に使うバイクの紹介です。

コルナゴ・C60


【VCfukuoka・サイクルフリーダム】として、JCF、JBCFレースら公式レースに参戦する時に使用するバイクです。

上記チームへサポートいただいているコルナゴに対して、V1-rとC60で迷いましたが、ジオメトリの関係上、C60となりました。

理想としては、ヘッドチューブ120㎜前後、トップチューブ540㎜、リーチ380mm前後が好ましく、
サイズはコルナゴ表記で530ホリゾンタルのみが該当しました。

V1-rではヘッドが長すぎてステム角に難あり、C60スローピングでは小さいかシートピラーが長すぎて不恰好か、のどちらかにより、ともに選択肢から外れました。

【コルナゴ×カンパコンポ×カンパホイール】という、とてもオーソドックスな組み合わせだと思います。



ハンドルとステムはデダ、シートポストはコルナゴのものを使用しています。

ハンドルはゼロ100コンパクトの420mm、ステムはゼロ100パフォーマンスの140mm。
選択基準は見た目であり、コルナゴのうるさいデザインに対して、DEDAぐらいロゴが主張している方が全体のバランスが取れるかな?といったところです。また、トップキャップもコルナゴではなく、デダのトップキャップを新調しました。トップキャップはフレームメーカーよりハンドルメーカーに準ずる傾向にあり、理由はトップキャップはフレームメーカーが作るものではない、という理由からです。その他、バーテープはプロロゴで、ロゴが見えないように巻いています。サドルはフィジークなので、エンドキャップはデダに差し替えています。



ワイヤーはダウンチューブの中で交差させる組み方を取っています
これは主に塗装を守るためであり、そのためのシール等も使いたくなかったからです。

この組み方でも膝に当たるようなことは特になく、仮りに当たったとしても気にしなければよいと考えています。

バーテープを止めているビニールテープに白を選びました。
というのも、このくらいの角度(上写真↑↑)で見た時に、ハンドル周りに白いアクセントが入っていた方が良いと思ったからです。

アクセントとしては他に、①ステム&ハンドル②バーテープ③ブラケットフードの3パターンがあり、ビニールテープに目立つ色を使うのは高級感という点から好ましくなかったのですが、①シートポストの白とバランスが取れない②白いバーテープとコルナゴのパールホワイトの濃淡が合わない③後述するヨネックスとパターンが同じになる、という理由にから、苦肉の策としてビニールテープを白くにしました。これは2013年のアルゴスシマノのTTバイクからヒントを得ています。

このあたりは、自転車全体で黒く統一していくことでフレームのデザインを活かし、そのために極力白いパーツを抜いていこう、という考えによるものです。また厳密には、カーボン柄の濃いグレーとゴールドパールのホワイトであり、単純に黒と白のバイクではないというのも、重要な要素の1つでした。


トップスペーサーも白から黒へ。本来は白いトップスペーサーが付属してきますが、ここを黒くすることでヘッドが短く戦闘的に見えます。また白い樹脂系パーツなので、高級感と言う点からも控えるべきだと感じました。

また、ステム周辺のボルトも黒いものに変更しています。ステムのボルトがトルクスレンチになるのは、レース緊急時の整備面から避けたかったのですが、あまりボルトの金属色に目立ってほしくなかったため、そちらを優先させました。

基本的に、コルナゴの白を目立たせるためにその他のパーツを黒にする、というのを軸心に考えています。



なのでシートクランプのボルトも黒に。



ワイヤーのロゴなどは目立つように組みましたが、少しくどかったかな、狙いすぎたかな、と感じています。

一概に目立たせるべきではないのかも?という疑問は、これからの課題かもしれません。
ただし、好きな人は好きでしょう。



プーリーなどは純正のままです。

サードパーティー製のビッグプーリーに憂うところがあるわけではなく、今は何となく“純正である”ということを楽しみたいと思っています。




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ヨネックス・カーボネックス03


【VCfukuoka・サイクルフリーダム】として走る時はコルナゴですが、【サイクルフリーダム・レーシング】として、ホビーレースを走る時はヨネックス・カーボネックス03で走ります。(~2016.7)

サイズはSサイズ。コルナゴ・C60同様、ヘッドチューブ長を最優先に選びました。ステムサイズは同140㎜。



ハンドル・ステム・シートピラーはジップで統一。写っていませんが、エンドキャップもジップです。
トップキャップはジップのロゴがうるさかったので、スコットの廉価完成車についてくるノンメーカー・切削・黒アルマイトの物を別に用意しました。

トップスペーサーはテクノグライドのZS22用の3㎜厚で、色はゴールド。
少しフリーダムのジャージカラーを意識して。

ワイヤーはコルナゴと違って交差はさせず、通常の組み方で。
コルナゴと違って、別に塗装を守るようなことをしなくてもいいかな?などと。



ハンドル、ステム、シートポスト、バーテープ、アウターワイヤー、エンドキャップまで全て黒くし、サドルとブラケットフードだけを白くしています。

これは、もともとのフレームサイズが小さいため、自転車の外側に明るい色を持ってくることで、自転車全体を大きく見せよう、という狙い。



そんなこと言われると、なんだか大きく見えてきたでしょう...?

サドルも、黒いシートポストに白いサドルを選ぶことで、
なんとなくフレームから離れて宙に浮いて、高く見せる事が出来ます。



シートポストのクランプをカンパニョーロのものに変更。

この自転車は、【ヨネックス×カンパニョーロ】、または【カンパニョーロ×ジップ】という、比較的珍しい組み合わせを主張すべく、来る限りそれらのパーツで構成されるようにしています。ホイールのステッカーが白いのも、わかりやすくジップであることをアピールするためですし、可能な限り3メーカーのロゴが写るようにしています。

フレームもホイールも目立つパーツのため、小物類でカンパニョーロが選べるなら可能な限り選んでいます。




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ルック・795light



ルックは毎年自費で購入しています。

しかし2016年は、公式レースはコルナゴで、非公式レースはヨネックスで走るため、あまり乗る機会に恵まれていません。乗れるとしたら秋以降でしょうか。


実はかなり久しぶりのシマノコンポになります。これは、TTバイクの796がシマノ・Di2専用である事を受けてのものです。796の構成が【ルック×シマノ×マビック】になるため、795でも、その組み合わせを踏襲しています。

【ルック×シマノ×マビック】というのは、ありきたりすぎて面白みが無いのですが、796と並べた時のことを思えば、そんなこと忘れてしまいます。



ハンドルはルックではなく3Tのエルゴノヴァ。グレードは剛性の低いチームを黄色に塗り替えています。
これは2015年の795からの持越しです。

ステムのクランプボルトを隠すキャップは、店長選手権の時にワイズロード志木店の野澤副店長に勝手に差し替えらr...ご厚意でいただいたもので、とても気に入っています。



ルック795は、ジャンクションAをフレームに内蔵することが出来ますが、外に出してメーターマウントの下に置いています。メーターマウントはレックマウントのタイプ22に、Di2キットを使用。

内蔵化できるものをしなかったのは主にメンテ性の問題から。充電するときにいちいち引っ張り出すのがイヤだという理由と、レース中にニュートラルサービスからホイールを受け取ったときに、走行しながら調整が出来るようにするため、の2点によるものです。

ブレーキケーブルとエレクトリックワイヤーの束ね方は、いろいろ試した結果、一周まわってまた蛇腹で落ち着きました。



2013年以降は、所有するすべて自転車において、アランデルのマンディーブルで統一しています。

アランデル・マンディーブルのボトルケージは、つや有り3kカーボン、つや消し3Kカーボン、つや有りUDカーボン、つや消しUDカーボンの4種が揃えられています。

ルックは、ところどころにカーボン柄がありますが、アランデルはUDカーボンを選択。折り目の太さが合わなかったのと、黒で塗装されているという2つの理由により、つや有りUDカーボンがもっとも”変じゃない”判断しました。これは全てのルックでツヤ有りUDカーボンが採用されています。


組立当初は、アルテグラのロングゲージが付いていましたが、デュラエースになりました。今年は苦手なヒルクライムに挑戦する機会を増やそうと思っていましたが、結局ルックでは走らないことになってしまいました。

795はシマノコンポですが、カンパニョーロ・レコードのチェーンを採用しています。チェーンであれば、シマニョーロだと気付かれかれにくいからです。

その他、BBとプーリーはセラミックスピード、ハブベアリングはTNI・セラミックベアリングを採用しています。また、この795に使われているセラミックスピードのBBは、日本に初めての正規輸入された3つのうちの1つであり、もう6年目になるというのにもかかわらず、いまだに素晴らしい回転性能を保ち、驚異的な耐久性だと思います。




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ルック・796monoblade


コンポはシマノ9000系電動デュラエース、ホイールはマビックのCXR60~CXR80~コメット。

ハンドル周りは純正品で、サドルはフィジークのツンドラ00。(795と同じ)
ボトルケージはアランデル・マンディーブル。(その他のロードバイクと同じ)

BBはセラミックスピード、バーナーのプーリーケージにTNIのフルセラミック・チタン。
チェーンはKMCのX11DLC、ホイール・フリボディーのベアリングはTNIのセラミックベアリングを採用。

その他、ロードのクランク長175mmに対して、172.5mm。
これはパワーを出すよりもケイデンスや脚の可動域などを考慮して。



真正面から。



真背面から。



背面すこし右から。



795と796。もはや語るまい。




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以下は2015年の記事になります。

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この1年間で、私の好みがほとんど変化していません。
なので、2105年のバイクを新たに載せるとともに、
2014年の時の記事を残しつつ、変更点を書き加えるような形にしたいと思います。
( 2015/1/20 加筆)

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ルック・795light


2015年は795(2015年式)と695(2015年式)の2つをメインに乗ります。

695系と795系を比較した場合、明らかに795の方が速いので、795の選出率はかなり高いと思っています。

使用機材はメインコンポーネントはカンパニョーロ・スーパーレコード、ホイールはカンパニョーロのものを使用し、ハンドルまわりを3T、サドルがフィジーク、タイヤがヴェロフレックス、ボトルケージはアランデルを使用しています。

カンパニョーロの上位コンポと、ボーラウルトラ35とボーラウルトラ50がモデルチェンジして変わったものの、この組み合わせ自体は、2014年から引き続き同じ仕様を継続しています。

個人的にレバーの角度、フォークの角度、シートチューブの角度が並行になる795は、美しいなと思います。



ホイールはボーラウルトラ50、ボーラウルトラ35、ハイペロンウルトラ2の3パターンを、シチュエーションに合わせて使っていきます。基本的に登りのあるコースは下りもあるので、ボーラウルトラ35との組み合わせも大いに有り得ると思います。

フレームサイズは695同様、Sサイズを選択。

身長は185㎝、ステム長130㎜、ハンドルリーチ77㎜(実測)、サドル交代幅は65mm、クランク長175㎜



795+ハイペロンウルトラ2。昨今良く見る、エアロロード+ロープロファイルの組み合わせ。

ただしカンパニョーロに限っていえば、新形のボーラウルトラ35は、全体重量、リム重量、共にハイペロンウルトラTWOより軽量であり、横風の抜け具合もG3パターンの方が優れているため、この組み合わせの活躍頻度がどの程度あるかはわかりません。

写真にカセットがついていないのは、写真を撮ったのが冬であり、練習用のカムシンにカセットを奪られているからです。

カセットは11-23T、11-25T、11-27Tの3種類で入れ替えて使っています。



795系の最大の特徴はトップチューブとツライチになる部分だと思いますが、個人的にはさらにメーターの画面までツライチにするのがビジュアル的に必須な気がします。正直...画面の角度がちょっと見にくいのですが、見た目優先で我慢です。

メーターに表示させている項目は、ラップタイム、走行時間、速度、時計の4つと、GPS地図です。

GPSは使わないと思いきや、霧雨で視界が悪い時や、似たような景色が続く周回コース、次のカーブまであと何mくらいなのか、TTの時のブレーキの必要性の判断等で、GPS地図を頼りに走ることもあり、意外と重宝しています。



Fディレイラーのラインアジャスターの位置は、当初ステムの下に配置しようと思っていましたが、取り回しの関係上ハンドルの下にしました。これ自体は695aerolightのブレーキと同じ位置ですが、こちらは走行中の調整が出来ないため、毎度タイラップを切っての調整となります。

バーテープの巻き終わりを肩口までにして、フラットの部分はバーテープを巻かず、アウターワイヤーはタイラップでまとめる...というのは2013年頃に一部のプロチームがやっていたやり方で、今となっては少し古い組法なのですが、ハンドルのロゴやデザインが綺麗に見えるので好んでいます。

現在は逆に、ロゴを無視してステムの付け根まで目いっぱいバーテープ巻くのが流行していて、さらにその上からスポンサーシールを貼るような組法見が受けられますが、個人的にはアレはすごくかっこ悪いと思っています。



クランクはZED2は使わず、カンパニョーロの物を採用しています。

主にメンテ性を重視し...というのは2014年の時と同じ理由です。初期投資はかかりますが、メンテ性に優れ、維持費も安く...というのが、昨年と同じ理由です。

クランク長は175㎜。
172.5㎜から試していき、177.5㎜を使用した際にダメだと感じたので、消去法的に決まりました。



ビッグプーリーは使っていません。

ビッグプーリーに効果が無い、と思っているわけではなく、あるいはTTバイクの方にはビッグプーリーが付いています。

ではなぜロードバイクが純正のままかといえば、コンポがカンパニョーロだからです。

趣味性が非常に高いカンパニョーロに関しては、すべて純正のまま使用するというのがもっともカンパニョーロを堪能できると考えているからであり、ただ速い機材をが欲しければ、電動デュラエースやライトウェイトを使えばいいと考えています。TTバイクが“そう”なっているのは、趣味性よりも機材スペックを重視しているからです。

ちなみにアウターワイヤーはカンパニョーロ純正に置き換えられています。存在があまり知られていませんが、カンパニョーロにもショップ用アウターワイヤーロール(25m)があります。



私は始めて795を組む時に5時間かかりました。

その中でも最も大変だったのが、「ワイヤーの交換」でした。なので795において、ワイヤーの劣化には最大限気を使いたいところです。

上写真のブーツは元来リアディレイラー用のものですが、ライナーと組み合わせてフロントディレイラー側に使用し、水が入る、グリスが揮発する、等の対策をできる限りしておきたいところです。ただしこれは795に限ったことではなく、比較的ワイヤー交換が簡単な695や、床の間バイクの595にも同様の処理がなされています。



チェーンのコネクトにはミッシングリンクを使用しています。

ミッシングリンクはよく、「切れる」と言われますが、私はミッシングリンクを使用し始めて4年、約10万kmで一度も切ったことがありません。ちなみにあらゆるホイールのスポークも、一度も切ったことがありません。

少し厳しい言い方かもしれませんが、この手の消耗品は、製品の強度ではなく、使い手のチェックの不行き届きによるものだと考えています。



サドルはフィジークのツンドラ00、MTB用のものになります。アリオネのモデルチェンジに際し、いろいろ探した結果、これにたどり着きました。

メーカーのHPに、「(旧型)アリオネをベースに作られている」とあったので、試してみた結果上手くいき、新形アリオネよりも、旧型アリオネに近い感覚だと感じています。

“アリオネ難民”になっている人は試してみては、と思います。

サドル交代幅は65㎜で、695+旧型アリオネ(当時63㎜)とほぼ変わらず。セットバック0mmにもかかわらず、レールのほぼ真ん中でクランプされているので、良くできたシート角だな、と思っています。



基本的にはすべてカンパニョーロの純正で組んでいますが、ブレーキシューカートリッジはシマノのBR-9000用に交換しています。

2014年ではシューを抑えるビスをBR-7900用に交換していましたが、2015年はBR-9000用ビスのままです。これは、シフトレバーのブレーキ解放用ブッシュが、デザイン的にシルバーからブラックに変更されたからです。自転車全体のボルトの統一感から、シフトレバーと同じ黒いビスの方が良いと思いました。



アランデルの採用理由は、固定力が高いからの1点に付きます。

スポンサードの関係から、2013年よりルックに乗る時はルックのボトルを使うことになりましたが、通常の740㎜ボトルに比べてルックのボトルは少し径が細いため、固定力の高いアランデル・マンディーブルを使うようになりました。

変にデザインがなく、シンプルでフレームを邪魔しないため、気に入っています。




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695light(2015年式)


795 or 695 × ボーラウルトラ35 or ボーラウルトラ50 or ハイペロンウルトラ2 

の組み合わせにて走る2015年は、 695 × ボーラウルトラ35 の組み合わせが頻繁にあると考えています。



サイズはSサイズ。

始めて695を買ったのが2011年度。2012年に買いなおしたときは、2度と695は買わないと言い、毎年買いなおすたびに2度と買わないと言っていますが、結局毎年買い替えています。。

サイズ変遷は、 M → M → S → S → S
※2015年からの795もSサイズを選択しています。



695 × ボーラウルトラ50
現状この組み合わせが、一番出番が無いと感じています。

単純な重量面以外は795の方が優れているので、50㎜ディープを使えるなら795を選択しないはずがないと思っています。



フロントアジャスターは、基本の位置。

走りながら調整できるというのは大事なことです。



2014年以前の695と2015年の695で最も違う部分が、アウターワイヤーの中通しです。

写真ではわかりにくいですが、リアブレーキのアウターワイヤーは、フレーム内で途切れることなくレバーまで続いています。これは主に防錆面での対処であり、アウターの受け側を加工しています。

ちなみに2011年式の695系のみ、アウターフル内装でした。アウターのフル内装は重量面や音鳴りで不利ですが、内部に水が入りやすくなるため加工しました。




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595(2010年式)


595 × スーパーレコードRS × 旧型ボーラ50

695が登場してからは595に乗る事はなく、フレームの状態になっていましたが、諸事情により急きょ組んだものです。



ハンドルは新調し、ボトルケージも3Kパターンのアランデルを新品で追加しました。



ケオブレード2の裏ロゴはお遊び。



695と795は、ブレーキシュー交換の手間を省くためにカートリッジを交換してありますが、595はそもそも乗らないので純正のままです。

その他フリーボディー等の消耗品も、695や795でダメになったヤツのおさがりです。



このエンドキャップは、ルックのバーテープの安い方に付いてくるもの。
ルックの高いバーテープ → ゴム系 → 真っ黒
ルックの安いバーテープ → ビニール系 → コレ





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ここからは2014年の記事にて、変更点等を加筆。
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ルック ・ 695aerolight。

695シリーズは2011年ブラックライト、2012年モンドリアン、2013年ヘリテージに続き、4代目。
コンポーネント、ホイールともにカンパニョーロ、ハンドルは3T、サドルはフィジーク、ボトルケージはアランデルを使用する。

サイズにおいては、初年度と2年目はMサイズを使用したが、
昨年からSサイズを選択し、今年も継続してSサイズを選択した。

SサイズとMサイズではリーチが6mmしか違わないのに対してヘッドチューブが20㎜も高くなるため、
結果としてリーチが小さくなるという逆転現象が起きてしまう。
純正ステムが130㎜までしか用意がないため、SサイズでもMサイズでもリーチは足りない。
結果的にどちらも窮屈になってしまうのであれば、
より落差のあるSサイズを選択しよう、という考えに至る。

私は、リーチは多少窮屈であっても、走行力にはそれほど影響しないと考えている。
リーチが短いとヒルクライムにおけるダンシングが窮屈になってしまうが、
乗り方によっては何とかできると思っている。
また、近すぎるハンドルが逆に、エアロポジションを取る時に肘を安定させてくれることがある。
落差はもっとも基本となる平地巡航における上半身の姿勢に直結しているため、
リーチよりも優先してよいと考えている。



左側からの写真。
全体的に前乗り。サドル前め、ハンドルも前め、低すぎないハンドル、
平地巡航を重視、呼吸の気道確保を優先したセッティング。
ステムは130㎜、ハンドルリーチ77㎜、サドル後退幅は-63㎜。アリオネCXを使用



ハンドルとブラケットのセッティング。
ハンドルは基本に忠実に。ブラケットは若干しゃくって、坂で引っ張りやすい角度に。
ハンドルはコンパクトで幅の狭めのサイズが好き。
肩幅45㎝に対して、ハンドル幅は外-外42㎝

695独自のステムは、角度が+17°から-13°まで変えることが出来るが、-7°程度に抑えてある。
エアロライトはステムからコラムチューブの中にワイヤーが通っていく構造だが、
-13°までステムを下げてしまうと、ワイヤーのクリアランスが窮屈になり、ブレーキを引く感触が悪くなる。
小さいフレームを選択することで落差は十分に確保できているため、
ワイヤーの引きの重さに干渉しない角度を優先した。



ハンドルからレバーまでの距離。
この状態から無理に指を届かせる必要はない。
下ハンドルを持った状態で慌ててレバーを引かなけれいけない段階で、すでに手遅れ。
レバーを近づけるためブラケットを寝かせると、
ダンシングの時に手首に力が入らない角度になり、リラックスできなくなってしまう。

【ブレーキの、制動力は引き白が大事。コントロール性は調整が大事】



引き白。
このくらいを基準にして、あとは乗車中に締めたり緩めたり。

ブレーキに付いているアジャスターは、結構出してしまっても大丈夫。



Qファクターを広げるリングは2㎜が2枚。
最近はQファクターを広げない傾向にあるらしいが、
Qファクターを広げると、ダンシングやヒルクライム時に安定させやすい。
ハンドル幅が狭いため、Qファクターで自転車の安定化を図る狙い。

~1年後~
+4㎜ → +2㎜ に。



695ALのVブレーキと、好みの引き白を合わせる作業。
できればフォーク面と一致させたかったが無理だった。

※ブレーキシューの摩耗によって変わるので、いくら調整していても不毛です。



シートステーにブレーキキャリパーがない695ALでは、
フレームプレートホルダーはEポストのボルトを利用。

UCI規定では、ゼッケンプレートはサドルとリアホイールの間の空間に、とし書かれていないで、
これで大丈夫...なはず。




ハンドル周り。
EPSのインターフェイスはメーターステーの下にインシュロックで固定。
使用しているメーターステーはレックマウントのタイプ8。



下からの図。
電子式(電動)コンポを組む時に考えるのは、
できるだけ美しく、なるべくシンプルに、不必要な加工はしないのがモットー。



エレクトリックワイヤー、後ろからの写真。
インシュロックとビニールテープでの固定と半固定
蛇腹は洗浄しにくいため好きではない。



クランクは、3年間使った専用のZED2クランクをやめ、 カンパニョーロ純正のクランクセットに。
理由は剛性面とメンテ性が6:4と言ったところ。 チェーンリングの変速性能が理由ではない。

剛性面では決定的なところでたわまないように。
メンテ性においては、カンパニョーロクランクはボルト一本で止まっているため、着脱性に非常に優れている。
ZED2クランクはペダルを外さなければならず、シマノはボルト3本緩める必要があり、さらにどちらも専用工具が必要。
より簡単に着脱できるカンパは、ブレーキがBB下にあるフレームにはありがたい。

BB右側にあるクランク脱落防止のピンは使用していない。
これはあくまで自分のバイクだからであり、
フリーダムのお客さんへのメンテには採用していない。





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ルック・596 

2008年からある596は、2010年式。
コンポーネントはシマノデュラエースDi2、ホイールはマビックを使用。
695、596、595の3台は基本的に、ハンドル周りが3T、サドルはフィジーク、ボトルケージはアランデルで統一されているが、
596のハンドルだけは例外的にジップを使用している。ロゴはテープで隠してある。

タイムトライアルバイクはロードバイクよりもポジションがシビア。 
サイズはSサイズを選択。



バイク左側。
サドル交代幅は-51㎜、ハンドル突き出し量は79㎜。
UCI規定より1㎜ずつ短くしているのは、計測係の誤差による失格を回避するため。



DHバーはストレートタイプ。 見た目に影響がない範囲で若干前上がりにし、
肘パットと合わせて、やや平衡になるように。
ベースバーはオーソドックスな水平。



手が大きいため、ベースバーはあまりカットしていない。



ブレーキの引き白。
主にスタート時などで、ダンシングした時にブレーキシューに擦らなければいいと思うが、好みの引き白はある。
TTバイクのブレーキシューは、ロードバイクに比べて、ものすごい勢いで減っていく。
通常のブレーキキャリパーが通常の位置に付く…メンテ性は大事だ。



バーテープはレバーのボタンギリギリまで巻いてある。
ボタン付近は少し厚めに巻き、薬指と小指が引っかけられるように。



シフトボタンは斜め45°くらいに。
ここは真横に向ける人も真上に向かせてしまう人もいて、
完全に好みだと思う。
DHバーの幅と関連性があるのかな??



Di2ケーブルの配線は全てステムの左側にまとめ、ダウンチューブに入っていく。
穴を1.7㎜から6.3㎜まで拡大。



水抜き用の穴を加工。
1本はジャンクションAに、もう一本は内装バッテリーへ繋がる。
596が電動対応になったのは2013年式から。
BB下のボルトはアルミ製。防錆が目的。



機械式ワイヤーが通る穴を利用。



なるべくシンプルに、



美しく、



シンプルな処理を心掛けて。
ハンドルのひねりを阻害しない最低限のクリアランスで各パーツに沿わせていく。



サドルは基本に忠実に水平。

座る位置は先端中の先端。黄色いしるしのあるあたり。
前上がりだと体が固定できず、前下がりならお尻に刺さる。

R32ポストからEポストに変更。




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ルック・595

2010年式。
スペアバイクおよびサイクリング用として。
695に比べて剛性が低く、ハンドルが高めなので、冬季トレーニングはほとんどこれで走っている。

コンポーネントは機械式9000系デュラエース。
ホイールはマビック。
ハンドルは3T、サドルはフィジーク、ボトルケージはアランデルで統一。
他の2台、とりわけ596と対になっているバイク。
世界20台の希少カラーとあって、殿堂入りバイク。

サイズは540㎜Mサイズ。
Sサイズよりもヘッドチューブのラグのバランスが美しいのでこちらを選択。
ヘッドフィットシステムは止めて、通常のアヘッドステムに変更。
アンカープラグは、クワハラから発売されている1インチカーボン用を使用。



左側。
あまりデカールを貼ることはないが、チェーンステーにセラミックスピードのシールが貼ってある。



ハンドルとステムは3TのエルゴサムLTDとアークスのステルス。
クランプ部からすぐにテーパーが始まるため、
メーターステーはレックマウントのタイプ9を使用。



レバーの引き白やセッティングの方法は695と同じ。
基本に忠実であることが大事。



引き白はこのくらい。
右と左で引き白が違うことは良くあるし、走行中に”そう”することもある。
マビック(スイスストップ)のブレーキシューは減りが非常に速いため、
常に調節するよう心掛けている。



メカニカルの注意点はリアディレイラーのワイヤーを長めにとる事。
アジャスターに負荷がかかって中折れを防ぐのが狙い。



アジャスターを挟むにあたってワイヤーの抵抗とならないよう、
ワイヤーはクロスさせて、フレームの中で交差する。
フレームに擦れキズも着かないため一石二鳥だが、ちょっとハンドルが切りづらい。



ハンドルがLTDなのでステムもLTDにしてみようと思ったが、
思った以上に見た目が”アレ”だったため、アルミステムに。





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全ての自転車屋の、すべてのスタッフが、自分なりのこだわりを持っていると思いますが、それをどう伝えるかは、時間的にも方法的にも非常に難しいため、このページを作りました。今回は頑張って画像を増やしてみました。全部読んだ人はお疲れ様でした。

僕(=サイクルフリーダム)が何を考えて自転車を作っているか、少しはお伝えできたかと思います。毎冬あたりに、自分の機材が変わったときに更新していこうと思います。




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以下、番外編です。

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ピナレロ・ドグマFP(2007年式)
乗らなくなってしまったので、どなたか乗っていただける方にお譲りしたいと思っています。














54サイズ。
ドグマのパイプがデダチャイ製なので、デダ・ゼロ100セルヴィツィオコルセのハンドル・ステム。
ハンドル(420mm)とステム(130mm)で、130㎜の白いゼロ100は国内未入荷。
コンポは7900系を中心に、クランクのみFC7800-C(53-39T-172.5mm・7900系対応)。
ホイールはレイノルズ・RZR。クイックはPOP製でレイノルズの刻印が彫ってあるRZR初期型純正のもの。
シートピラーはミケ製のピナレロ純正。
ボトルケージはエリート・カスタムカーボンです。
メッキパーツは定期的に磨いてあり、ブラケットのラバーフードは新品です。
リアディレイラーにキズがあります。

おおよそ2008~2010年のパーツでまとめられています。
これら一式で50万円で、どなかに乗っていただければと思います。


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コルナゴ・エクストリームパワー(2005年式)

こちらも乗らなくなってしまったので、乗り手が見つかればと思います。






こちらは、イタリア本国のコルナゴミュージアムに飾られていた現品になります。
サイズは550㎜の逆スローピング。
コンポはカンパニョーロの旧型スーパーレコード(11S)で、ホイールはありません。

パーツは全てFSAのKフォースグレードで、フレームを含めた3K化粧カーボンですべて統一されています。
ハンドルは400mm(c-c)、ステム130㎜、シートピラー(SB32mm)

40万円でこのままお渡し出来ればと思います。

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